奇人で引っ越し魔――一面的な見方を覆し、北斎が目指した理想の地をさぐる 「冨嶽三十六景」や「北斎漫画」など有名作品で評価される葛飾北斎だが、それは壮大な画業の一部にすぎない。 二十歳で画界に登場し九十歳で没するまで、作画に執念を燃やし続けた絵師の理想とは、心境とは――。 これまでの北斎像を一新させる、第一人者による画期的な論考。日本と海外評価の大きな開きの要因もわかりやすく解説する。 図版も70点以上掲載! 著者について ●永田生慈:1951年、島根県津和野町生まれ。美術史家、美術評論家。立正大学史学科卒業。その後、浮世絵を専門とする太田記念美術館の設立に携わり、同館副館長兼学芸部長。2008年退任。 子どものころより北斎に親しみ、大学在学中には年2回刊の北斎専門誌を創刊。1990年には出身地の津和野に葛飾北斎美術館を開いた(2015年閉館)。 国内外で多くの北斎展を企画、監修。2016年にはフランスの芸術文化勲章オフィシエを受章。 ※2017年3月現在のものです |
この商品の説明
著者/アーティスト
著者: 永田生慈
目次
序章 東西における北斎評価の落差(パリの熱烈な北斎人気;日本での北斎評価;雑誌『LIFE』に日本人で唯一選出;葛飾北斎の実像とは);第1章 近世社会での浮世絵師の立場(浮世絵とは;近世の絵師と浮世絵師);第2章 北斎の画業(出自と幼少期;春朗時代―多彩で多作なデビュー期;宗理時代―独自の様式を完成させる;葛飾北斎期―読本の挿絵で人気を博す;戴斗期―多彩な絵手本を手がける;為一期―北斎を象徴する年代;画狂老人卍期―さらなる画技向上の誓い);第3章 北斎への評価は妥当なのか(『葛飾北斎伝』にみる北斎の逸話);第4章 北斎の本懐(北斎の最晩年;天地自然を師として)
商品仕様
- アイテム名:書籍
- ページ数:200p
- 大きさ:19cm(B6)
- 出版社:KADOKAWA
- ISBN-10:4041038456
- ISBN-13:9784041038451
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