- 価格(税込):1,353円
- Vポイント:6pt
-
通常
1~3日で発送
在庫確認の結果、調達が出来ない場合がございます。
発送の目安について
講談社創業100周年記念企画「興亡の世界史」の学術文庫版。大好評、第2期の4冊目。 ローマ文明やキリスト教以前の「最初のヨーロッパ人」はどこへ消えたのか?ストーンヘンジに代表される巨石文化、渦巻きや植物の華麗な装飾文様、妖精や小人などの伝説…「もうひとつのヨーロッパの起源」として、近年注目されている「ケルト文化」。EUなど欧州統合のアイデンティティとして、また近代西欧文明への批判として復興の気運をみせている「ケルト」の実像を、古代から現代にヨーロッパ史の中で明らかにする。 また、ケルト文化に関心を持つ多くの人々が訪れるのが、アイルランドである。それは、大陸からブリテン諸島へ移住した古代ケルト人は、ローマ人やキリスト教徒に追われてアイルランド島にのみしぶとく生き残った――と思われているからだが、最近の研究では、この「常識」が否定されつつあるという。本書では、言語学からみた「ケルト文化圏」と、歴史学からみた「ケルト人」の奇妙な関係を明らかにしていく。 そして、なぜ近代に「ケルト」は復興したのか?フリーメーソン、ナチスとの関係とは?土着の文化は、ローマ文明やキリスト教とどのように融合し、広がっていったのか。言葉や文字は、そして文化は、いかに変容し、伝わるのか。ナショナリズムの興隆とともに語られる「民族起源としてのケルト」とは――。フランス、ブルターニュ地方の異教的な習俗や伝説の検証から始まる、異色の、そして初めての本格的「ケルトの歴史」。 [原本:『興亡の世界史07ケルトの水脈』講談社2007年刊] 著者について 原聖 1953年、長野県生まれ。東京外国語大学卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、女子美術大学芸術学部教授。学生時代にはフランス・ブルターニュのレンヌ大学ケルト学科に留学。専門は近代言語社会史。著書に『周縁的文化の変貌』『〈民族起源〉の精神史――ブルターニュとフランス近代』ほか。 ※2016年12月現在のものです |
この商品の説明
著者/アーティスト
著者: 原聖
目次
はじめに―とりあえず、ケルトとは何か;「異教徒の地」の信仰;巨石文化のヨーロッパ;古代ケルト人;ローマのガリア征服;ブリタニア島とアルモリカ半島;ヒベルニアと北方の民;ノルマン王朝とアーサー王伝説;ケルト文化の地下水脈;ケルトの再生;おわりに―結局、ケルトとは何か
商品仕様
- アイテム名:書籍
- ページ数:387p
- 大きさ:15cm(A6)
- 出版社:講談社
- ISBN-10:4062923890
- ISBN-13:9784062923897
【お届けの際のご注意】
▼発送時期について
BOOK予約商品のお届けにつきましては直送・店舗受取りにかかわらず、弊社倉庫に届き次第、発送手配を行います。
また、原則として、発売日に弊社の倉庫に到着するため一般の書店よりも数日お届けが遅れる場合がございます。
なお、書籍と書籍以外の商品(DVD、CD、ゲーム、GOODSなど)を併せてご購入の場合、商品のお届けに時間がかかる場合があります。あらかじめご了承ください。
▼本・コミックの価格表示について
本サイト上で表示されている商品の価格(以下「表示価格」といいます)は、本サイト上で当該商品の表示を開始した時点の価格となります。
この価格は、売買契約成立時までに変動する可能性があります。
利用者が実際に商品を購入するために支払う金額は、ご利用されるサービスに応じて異なりますので、
詳しくはオンラインショッピングサービス利用規約をご確認ください。
なお、価格変動による補填、値引き等は一切行っておりません。
■オンラインショッピングサービス利用規約
(1) 宅配サービス:第2章【宅配サービス】第6条において定めます。
(2) TOLピックアップサービス:第3章【TOLピックアップサービス】第12条において定めます。
【サイト表記の書籍カバーについて】
書籍のカバーは、期間限定で変更する場合がございます。
そのためサイト上で表記されたものとお届けした作品のカバーが異なる場合がございます。
カバー違いによる交換は行っておりません。