文部省の研究 「理想の日本人像」を求めた百五十年
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文春新書
- 著者: 辻田真佐憲
- 書籍
- 出版社:文藝春秋
- 発売日: 2017年4月
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- 価格(税込):1,012円
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いまどき「天下り」スキャンダルで、事務次官までも辞任した文部科学省。 戦前は内務省文部局、戦中は陸軍省文部局、戦後も自民党文教局、日経連教育局などと揶揄され続け、つねに「三流官庁」視されてきた。 しかし、侮ってはいけない。 文部省はこの150年間、「理想の日本人像」を探求するという、国家にとってもっとも重要な使命を担ってきたのである。 明治維新後は「独立独歩で生きてゆく個人」、昭和に入ると「天皇に奉仕する臣民」、敗戦直後は「平和と民主主義の担い手」、そして高度成長時代には「熱心に働く企業戦士」――すべてに文部省は関与してきた。 そして、グローバリズムとナショナリズムが相克する今、ふたたび「理想の日本人像」とは何かを求める機運が高まっている。 気鋭の近現代史研究者である筆者が、イデオロギーによる空理空論を排し、文部省の真の姿に迫った傑作! ※2017年3月現在のものです |
この商品の説明
著者/アーティスト
著者: 辻田真佐憲
目次
第1章 文部省の誕生と理想の百家争鳴(一八六八~一八九一年)―「学制前文」から「教育勅語」まで;第2章 転落する文部省、動揺する「教育勅語」(一八九二~一九二六年)―「戊申詔書」から「国民精神作興詔書」まで;第3章 思想官庁の反撃と蹉跌(一九二六~一九四五年)―『国体の本義』から『臣民の道』まで;第4章 文部省の独立と高すぎた理想(一九四五~一九五六年)―「教育基本法」から「国民実践要領」まで;第5章 企業戦士育成の光と影(一九五六~一九九〇年)―「期待される人間像」から「臨教審答申」まで;第6章 グローバリズムとナショナリズムの狭間で(一九九一~二〇一七年)―「教育改革国民会議報告」から「改正教育基本法」まで
商品仕様
- アイテム名:書籍
- ページ数:267p
- 大きさ:18cm
- 出版社:文藝春秋
- ISBN-10:4166611291
- ISBN-13:9784166611294
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