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これでいいのか静岡県浜松市 地域批評シリーズ16

著者: 松立学   著者: 鈴木和樹  
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書籍 
出版社:マイクロマガジン社
発売日: 2017年2月
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  • 価格(税込):993円
浜松市のイメージといえば、うなぎ(うなぎパイ)、
餃子、ピアノ、オートバイ、浜名湖などなど。
知名度も低いわけではないが、どうしても県の中心である静岡にばかり目が行ってしまい、
静岡県と聞いても浜松をイメージする人は決して多くない。
というか、ヨソ者にしてみれば、県西部(遠州地域)自体が、
静岡県から抜け落ちてしまうことが多々あったりする。

浜松といえば、こと静岡県内においては静岡との対立軸で語られることが多い。
実際、静岡が2003年にお隣の清水市と合併し、
2005年に政令指定都市への移行を成し遂げると、
負けじと浜松も周辺の11市町村を版図に加える超広域合併を見事に実現。
県下最大の80万都市となり、2007年に政令指定都市へ移行している。
こうした静岡の後追いとも思える浜松の動きの背景に、
静岡への対抗意識がまったく無かったといえばウソになる。

(…)

こうした浜松発展の土台となったのが、「負けてたまるか!」
「いっちょやってやろうじゃないか!」という「やらまいか精神」だろう。
「やらまいか精神」に裏打ちされた浜松魂は、静岡への対抗心のみならず、
新しいものや前例のないことでも果敢に挑戦し、
それを成就させていく浜松人の原動力となってきた。
近代以降、市内の工業化が進められていく中で、
本田宗一郎が本田技研工業を創業して日本初の国産オートバイを、
山葉寅楠が日本楽器製造(ヤマハ)を設立して日本初の国産ピアノを、
鈴木道雄が創業したスズキはやがて日本初の軽自動車を完成させ、
いずれも世界に冠たる企業に成長していった。
一大工業都市となった浜松の製造品出荷額(2014年)はおよそ2兆円。
製造品出荷額で全国4位に入る静岡県において、浜松はそのトップランナーの座を堅守し続けている。

しかし、数字上は依然、県内トップの工業都市である浜松だが、
好調だった製造業はリーマンショックをきっかけに業績が大きく落ち込み、
工場移転やハイテク分野の対応遅れもあって、その後の回復状況も芳しくない。
街の主力産業の停滞は、商圏の郊外化も相まって中心市街地の地盤沈下も招いている。

近年は外国人観光客の増加もあり、
製造業と共に市の産業の柱にしたい観光業についても、
積極的にインバウンド対策は進めているものの、
東京・名古屋間における訪日客の中継宿泊地になっているだけで、
豊富な観光資源をうまくPRできていない現状だ。
また、2000年代半ばのマンション建設ラッシュや大学誘致、
郊外部の積極的な住宅開発もあって、人口こそ若干の減少率でとどまってはいるものの、
政令指定都市として見たなら、どうにも貫禄に欠ける状態が続いている。
このままではお得意の「立身出世」も望めないだろう。

出世・野心で版図を拡げ、静岡への対抗意識を持ちつつ、
ものづくりの実力を知らしめてきた浜松市は、これからどこへ向かっていくのか?
取材やデータを元に本書が解き明かしていこう。(まえがきより)



出版社からのコメント

シリーズ累計100万部突破!

美味しいお店や遊べるスポットを紹介する〈ガイド本〉とは一味違う!
「今までに無いご当地本」として全国各地で話題の【地域批評シリーズ】は
各種統計データや徹底した現地取材に基づき、あなたの街を辛口批評!

皮肉が多いけど、実はご当地の真の魅力を浮き彫りにしていく、そんなシリーズです。

※2017年2月現在のものです 

この商品の説明

著者/アーティスト

著者: 松立学著者: 鈴木和樹

商品仕様

  • アイテム名:書籍
  • 出版社:マイクロマガジン社
  • ISBN-10:4896376153
  • ISBN-13:9784896376159

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