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カム・カム

カム・カム

シェリフ・ムバウ  
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CD アルバム 
発売日: 2001年4月25日
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  • 価格(税込):2,592円

この商品の説明

パリの地下鉄で実力を磨いたストリート・ミュージシャン、シェリフ・ムバウがワールドワイドにデビューを飾る。セネガルに伝わるリズムをベースにしながら、無国籍サウンドが展開する。

ロックンロールの登場が自作自演の土壌を作った

欧米のポピュラー・ミュージックの世界で自作自演が重要視されるようになったのは、ビートルズの出現以降のことだが、それ以前にも自作自演のアーティストがヒットを放ち、脚光を浴びるという例はいくつもあった。たとえば、40年代末から50年代にかけて数々のヒットを飛ばしたカントリーのハンク・ウィリアムスは、自作自演のアーティストである。しかしながら、63年頃までのヒット・チャートは職業作曲家によるポップ・ソングにほぼ独占されていた。そうした状況に風穴を開けたのが、ロックンロールである。事実、チャック・ベリーのような自作自演のロックンローラーの登場は、それまでの音楽業界のシステムを激しく揺さぶった。そして、やがてモダン・フォークの世界でも自作自演のアーティストの活躍が目立つようになり、それまでの“プロテスト・シンガー”に替わって、“ニュー・フォークス”“ライター・シンガー”といった呼称が使われ始めた。こうしたモダン・フォークの世界の新しい動きの最大の担い手となったのは、言うまでもなくボブ・ディランだ。ボブ・ディランは、64年にリリースした『アナザ-・サイド・オブ・ボブ・ディラン』でそれまでのプロテスト・シンガーとしての道を自ら断ち切り、個人的な関心事をテーマにした曲作りをするようになった。そして65年、ヴァンガードと並んで、モダン・フォークに力を入れていたエレクトラは、『シンガー・ソングライター・プロジェクト』と銘打ったアルバムをリリースした。これはリチャード・ファリーニャやデヴィッド・コーエン(現デヴィッド・ブルー)など4人のフォーク系自作自演アーティストの曲を収録したオムニバス盤で、この頃からシンガー・ソングライターというものが徐々にクローズアップされるようになった。

内省の70年代に花開く私的な告白としての音楽

そして70年代に入ると、アメリカを中心にシンガー・ソングライター・ブームが沸き起こる。シンガー・ソングライターの時代の幕開きを告げたアルバムといえば、男性では70年にリリースされたジェイムス・テイラーの『スウィート・ベイビー・ジェイムス』、女性では翌71年にリリースされたキャロル・キングの『つづれおり』ということになる。この2枚のアルバムは、60年代の理想主義や共同幻想が崩壊し、社会全体に疲弊感や挫折感が漂っていた70年代初頭の時代の気分にぴったりハマリ、それぞれメガ・ヒットを記録。私的な体験や心象風景を、ナチュラルなアコースティック・サウンドに乗せて歌うという動きはすぐに世界中に波及していったが、フォークやロックの世界だけではなく、ブラック・ミュージックの世界でも同じような動きが起こった。スティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイ、カーティス・メイフィールド、ダニ-・ハサウェイ、ロバータ・フラックといったアーティストたちが内省的な歌詞を作り始めたのは同じ頃で、言うまでもなく、こうした動きの背景には前述した時代の変化があった。共同幻想を捨て“個”に立ち帰ろうという意識や、ベトナム戦争によって受けた深刻な心の傷は、白人、黒人という壁を超えて共有されていたのだ。
このような70年代初頭の“内省の季節”をもっとも象徴していたのが、シンガー・ソングライターの音楽だった。それゆえ音楽ファンの間では“シンガー・ソングライター”とは、アコースティック・ギターやピアノを弾きながら、自己の体験や内面を綴った自作曲を歌うアーティストという、暗黙の了解というか、狭義の解釈が成り立っている。しかし、この言葉は、もともと厳密な音楽的根拠に基づいたものでもないし、また、シンガー・ソングライターのイメージも時代とともに変化してきた。このことを頭の片隅に入れた上でこの特集を読み進めていただければと思う。

新しいスタイルの裏に見え隠れする伝統との連関

話を戻すと、70年代初頭に巻き起こったシンガー・ソングライター・ブームはさほど長くは続かず、70年代中盤以降はディスコやAOR、フュージョンのブーム、パンク/ニューウェイヴ旋風にかき消されるような感じで、急激に失速していった。実際のところ、70年代後半から80年代半ばにかけての7~8年間は、いわば“シンガー・ソングライター不毛の時代”だった。しかし、パンク/ニュ-ウェイヴ旋風がおさまった85年頃からアメリカでは、スザンヌ・ヴェガを筆頭にトレイシー・チャップマンやピーター・ケイス、ショーン・コルヴィンなど新しい世代のシンガー・ソングライターが相次いで登場し、60年代のフォーク・リバイバルのような動きが生まれた。とりわけ87年に大ヒットしたスザンヌ・ヴェガの「ルカ」は、当時アメリカで大きな問題となっていた児童虐待を題材にしたもので、60年代のフォーク・シンガーたちによる現実の問題を歌った“トピカル・ソング”と呼応していた。その後、90年代に入ると、アメリカのロック・シーンはグランジ/オルタナティヴ・ロック・ブームを迎えることになるが、ある意味でニルヴァーナのカート・コバーンは、新世代のシンガー・ソングライターの象徴的存在と見ることもできる。というのも、ニルヴァーナの音楽には、カート・コバーン個人の鬱屈した感情が色濃く投影されていたからで、音はラウドだったものの、70年代のシンガー・ソングライターに通じる内省的なニュアンスを多分にたたえていた。このことは、94年にリリースされたニルヴァーナのMTVアンプラグドでのライヴ盤を聴いてもらえば明らかになるはずだが、ともあれ、カート・コバーンは激情と深い内省を併せ持ったシンガー・ソングライターであり、その意味ではニール・ヤングの直系だった。そしてもう一人、新世代のシンガー・ソングライターの象徴的存在がいる。94年に泥臭いフォーク・ブルースとヒップホップを融合させた「ルーザー」で鮮烈なデビューを飾ったBECKだ。最新のテクノロジーとアコースティック楽器を併用し、フォークやブルース、カントリーなどさまざまなアメリカン・ルーツ・ミュージック、さらにはヒップホップやメキシコ、南米の音楽などを独自の感覚で再構築してみせるBECKは、まさしくサンプリング・エイジのシンガー・ソングライター。70年代にはいなかったタイプだが、それでいてBECKの音楽はフォークやブルースなどの伝統と確実に繋がっている。
こうしたBECKの成功が呼び水となって、90年代半ば以降、アメリカではダンカン・シークやエリオット・スミス、ルーファス・ウェインライトなど数多くの男性シンガー・ソングライターたちがメジャー・レーベルから登場した。また、女性シンガー・ソングライターについて触れると、95年にひっそりとリリースされたジュエルのファースト・アルバム『心のかけら』は、97年に全米で500万枚を超えるセールスを記録。アラニス・モリセット、フィオナ・アップルが後に続き、それぞれ大きな成功を収めた。こうした新世代シンガー・ソングライターの台頭は、ブラック・ミュージック・シーンでも起こった。ディアンジェロとローリン・ヒルはその代表的存在だが、今年デビューしたビラールは“ディアンジェロ以降”、インディア・アリーは“ローリン・ヒル以降”の新世代シンガー・ソングライターと位置付けることができる。もちろん、全世界的にも新世代シンガー・ソングライターの台頭が目につき、その中には従来のような弾き語りのスタイルで活動しているアーティストもいれば、これまでのシンガー・ソングライターの系譜では捉えきれないアーティストもいる。そしてその一方で、ボブ・ディランやルー・リード、カエターノ・ヴェローゾなどのベテラン勢はおおいに気を吐いており、各々が何度目かのピークを迎えているかのような状態にある。

多種多様だからこそ彼らの“うた”はクリアに響く

繰り返しになるが、時代の移り変わりとともにシンガー・ソングライターというイメージは変わってきた。もちろん、ボブ・ディランやキャロル・キング、ジョニ・ミッチェル、さらに言うと、フレッド・ニールやニック・ドレイク、ティム・バックリィ、ランディ・ニューマン、レナード・コーエン、トム・ウェイツなどは、今なお絶大な影響力を及ぼしている。しかし、BECKやデヴィッド・バーン、ショーン・レノン、シー・アンド・ケイクなどは、カエターノ・ヴェローゾやトン・ゼーといったブラジルのシンガー・ソングライターからも多大な影響を受けている。また、逆にカエターノ・ヴェローゾは、BECKのコンサートにゲスト出演し、最新作『ノイチス・ド・ノルチ』の「ゼラ・ア・ヘーゼ」ではディアンジェロの『VOODOO』に返答してみせた。このような時代なので、“シンガー・ソングライター”という言葉をより広義に解釈するのは必然だろう。だからここでは、サム・プレコップ率いるシー・アンド・ケイクやシャーデーといったソロ・アーティストではないものの、シンガー・ソングライター的なニュアンスをたたえたグループもあえてピックアップされているのだが、ともかく現在シンガー・ソングライターと呼ばれるジャンルはとてつもなく広く、音楽的にはまさに多種多様だ。もちろん、現在の音楽シーンには絶対的な“核”と呼びうるものは存在しないし、この特集で選出したシンガー・ソングライターたちが一つの大きなムーヴメントを形成しているわけでもない。このような時代だからこそ、個々のシンガー・ソングライターの音楽に冷静に耳を傾けることができるし、そして彼らの声はクリアに耳に響く。最後に、あえて言わせてもらうと、“シンガー・ソングライター”という言葉を狭義に解釈し、なおかつ札幌出身の僕と同じように北の土地で育った人たちには、ビョークの『ヴェスパタイン』を聴いていただきたい。なぜならこのアルバムは、ジョニ・ミッチェルの『ブルー』のように薄暗く内省的ではあるが、“雪の温かさ”を感じさせてくれる傑作なのだから。 (渡辺 亨)

出演者/アーティスト

ボーカル: シェリフ・ムバウ

商品仕様

  • アイテム名:CD
  • パッケージ:アルバム
  • メーカー:ワーナーミュージック ジャパン
  • レーベル:wea japan
  • 商品番号:WPCR 19055

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