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周産期、婦人科腫瘍、生殖・内分泌、女性ヘルスケアの４つの柱を中心として、臨床医にいま本当に必要な知識や技術を、わかりやすく丁寧に解説している。専門事項も難解なことなく着実に把握できる、教科書的な面も有している。特集は、各大学の専門医が、いま、産婦人科医療で何が必要なのかという視点で、学会の動向などを加味しながら、しっかりと企画を検討し、掲載している。

特集 生殖医療の保険適用の実際I

■総論
1.保険総論：生殖医療での留意点
宮崎 亮一郎

2.令和4年度診療報酬改定における不妊治療の保険適用の仕組み
中田 勝己

■各論
3.各国の生殖医療への保険適用状況について
石原 理

4.医療現場における保険適用状況
蔵本 武志

5.生殖医療のなかで行われる保険適用外診療の実情
杉山 力一

6.男性不妊症に対する保険適用と実情
辻村 晃

7.保険適用後の臨床成績(妊娠率)の変化
中川 浩次

8.地方における生殖医療の保険適用状況と今後の課題
熊澤 由紀代

■今日の話題
私が私をあきらめない －家族をおいて単身カナダ留学：国際共同研究のすすめ－
米田 徳子

■診療
当院におけるPFC-FDの卵巣投与の治療成績
岡本 恵理

■臨床経験
マイクロ流体精子選別による精子調整を行った胚発育不良症例における培養成績の検討
小林 正知

非侵襲的な着床前染色体検査(niPGT)の有効性と臨床応用について
中野 達也

■症例
腹腔鏡下子宮筋腫核出術後に発生した多発parasitic myomaの1例
岩崎 雅宏

高齢者の外陰癌治療後に生じた皮膚・粘膜障害に対し紫雲膏が奏効した1例
松岡 竜也

妊娠初期から多発子宮筋腫による子宮後屈を認め、妊娠後屈子宮嵌頓症を想定し安全に帝王切開術を実施できた1例
中村 達矢

■海外文献から
弘前大学医学部附属病院産科婦人科
・長期間の追跡による妊娠転帰と虚血性心疾患の発症リスクを検証した大規模コホート調査
・BRCA病原性変異体を有する高齢女性の発がんリスク：どこまで進化したのか？