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商品紹介
歴史と伝統を誇る月刊文芸誌。三島由紀夫賞などの文学賞が発表されます。
目次
◆ジャックポット/筒井康隆
ウィズ・コロナで人類絶滅?
最強のツツイウイルスが小説に感染。
復活の日は来るのか。
◆聖都創造[新連載]/天童荒太
人類の滅亡を目前にして、何のために生きるのか。
ポスト・コロナを予見する近未来小説。
◆海がふくれて[一二〇枚]/高橋弘希
九年前、父は海で消えた。
大人になりゆく少女が、嵐の日の灯台で生命の淵に潜り込む。
◆天使も踏むを畏れるところ[新連載第二回]/松家仁之
◆夢のなかで行った町[連作完結]/松浦寿輝
◆誰のものでもない幽霊たち/藤野可織
◆プリニウス(七十)/ヤマザキマリ+とり・みき
≪第八回≫河合隼雄物語賞・学芸賞発表
【物語賞授賞作】該当作なし
【学芸賞授賞作】
チョンキンマンションのボスは知っている/小川さやか
――アングラ経済の人類学
【選評】中沢新一(学芸賞)
◆【新連載】小津安二郎/平山周吉
二十世紀を代表する世界的映画「東京物語」の監督は、
戦中・戦後をどう生きたのか?
◆往復書簡 読むたびにあふれてくる豊かさ
/黒田夏子 蓮實重彥
◆重ね描かれる記憶の記憶/山本貴光
――黒田夏子『組曲 わすれこうじ』を読む
◆獅子文六の内なる日本 前篇/福田和也
◆ダークアンデパンダン/卯城竜太
◆木村伊兵衛のイマージュ/日高 優
――文士たちの肖像写真
◆コロナの認識論[新連載第二回]/養老孟司
◆あの頃何してた? [新連載第二回]/綿矢りさ
◆能十番 日英現代語訳[第三回・邯鄲]
/いとうせいこう ジェイ・ルービン
【リレーコラム】Passage――街の気分と思考(13)
◆デッドエンドの思い出/吉本ばなな
◆最後の遠出/長島有里枝
◆OH MY GOD/エリイ(Chim↑Pom)
第十一回・暗闇に追いつかれないように、
光のあるうちに歩きなさい。
◆保田與重郎の文学(二十二)/前田英樹
◆水戸学の世界地図(五十二)[連載完結]
/片山杜秀
◆小林秀雄(六十六)/大澤信亮
◆地上に星座をつくる/石川直樹
第八十七回・渋谷の鼠
◆見えない音、聴こえない絵(一八七)/大竹伸朗
■■ 新潮 ■■
◆死者の断片/司 修
◆6月20日、アトリエにて。/片山真理
◆ある兼業者のステイホーム/かげはら史帆
◆死の淵で、パイプを造る/上出遼平
◆超新星/井手健介
◆大量死の季節に――2つの死と、君の生と/七尾旅人