建築ジャーナル
- 3月号
- 雑誌
- 出版社:建築ジャーナル
- 発売日: 2005年03月01日
- 発行間隔: 毎月1日
この商品の説明
商品紹介
<建築ジャーナルの編集方針>1.市民、利用者にとっての建築・都市への問いかけと批評。2.中央集権主義から地域主義へ。地方自治、市民自治による「まちづくり」をめざす。3.人間環境を大切にし、地球環境に負荷をかけない建築づくりをめざす。4.市民=公共のための設計業務・建築プロフェッションの確立をめざす。
目次
特集
建築基準法の洗濯
基準法は居住者のための法となっているか
室内環境、火災、構造、手続きなど
戸建住宅に限定して基準法を検証
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3月号特集編集担当/中村
欠陥住宅やシックハウスの被害者と向き合うとき、決まって「法律はどうなっている
んですか」と尋ねられる。法律は民の味方だろうと、その目が訴える。明らかに違反
しているときもあれば、法の規制がない無法地帯のケースもあり、問題は深刻を
極める。 「建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、
国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資すること
を目的とする」。
建築基準法は民のための法となり得ているだろうか。戸建住宅に限定して、
建築基準法の問題点を丸洗いする。
「建築基準法の洗濯」より
巻頭言 居住者が見えない建築基準法は再構築の時 平手小太郎
1 室内環境 対処療法にすぎないシックハウス法
2 火災 木造建築は火災に弱いのか
3 構造 構造計算と地震被害の連動性
4 手続 違反建築は建築士法と合わせて厳しく対処
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[インタビュー]
「『ことづくり』に必要なのは、たくましさ」 2
[論評]
「『矛盾』の展示会-『哀・地球』博」 下山眞司 6
「桃花台新交通『ピーチライナー』の意味」 西尾貞臣 7
[ニュース360°]
建築学会討論会「多発する建築事故を防げるか」 8
美しい景観を創る会、建築学会「地球環境建築シリーズ」完結 9
[地域の話題]
東日本 川崎駅西口に巨大商業施設建設、東電系列会社が住宅プロデュース進出ほか 10
中 部 やっぱりおかしい「愛知万博」、学会東海賞の問題ほか 12
西日本 耐震診断補助制度の現状、豊郷小旧校舎後利用の提案ほか 16
九 州 閉館した宇治山哲平美術館の存続を、上熊本駅舎移築の可能性ほか 20
informatiom 24
今月の注目の人 27
おすすめの一冊 27
[安心安全住宅ニュース]
古川保のこんなものいらない(38)総括-スカートの裾を踏んでいたのはあなたでしたか! 29
設計監理SOS コミュニケーション不足が招いた混乱 藤井和年 30
住宅問題の裏が見えるコラム(60)都会との縁組がきっかけで過疎から脱却 松本恭治 32
[連載]
頁 連載タイトル 連載number 内容 文
52 私の視点 「再生建築の
可能性」 生きた近代建築の価値を読みとる力 松隈 洋
建築再生手法と「記憶」 兼松紘一郎
53 佐久間慎一郎の建築風景 15 武相荘 佐久間慎一郎
54 まちのレシピ その5 つけあわせのつくり方
55 筑豊通信 連載30 法に則した建物皆無 違法建築は罰せよ 濱田イサオ
56 CMが建築を変える 44 CMの実践手法(業務編3) 小菅 哲
58 基礎から学ぶ設計事務所の家づくり 1 第1回 家づくりのプロセス早分かり 水野 宏
60 都市はよみがえったか 14 「神戸・新開地、震災10年後の小路」 曺弘利
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東日本建築集
香川建築設計事務所、ヤマト建築設計事務所、カトー研究室
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西日本建築集
才本建築事務所、高木建築設計事務所、東武建築事務所
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中部建築集
榑建築設計室