週刊循環経済新聞
- 8月5日号
- 雑誌
- 出版社:日報ビジネス
- 発売日: 2019年08月05日
- 発行間隔: 毎週月曜日
この商品の説明
商品紹介
21世紀の循環型経済・社会の構築に向けて、廃棄物のリデュース・リユース・リサイクル・適正処理について、マーケット・技術・流通・拠点施設の視点を掘り下げ、大気・水質・土壌汚染など関連する環境分野にも深く踏み込んでいます。
目次
◇亜臨界融合装置で樹脂複合材原料を生産
愛知県一宮市に工場新設
- エコネコル -
エンビプロHDグループのエコネコル(本社・静岡県富士宮市、佐野文勝社長)は7月3日、愛知県一宮市に新工場「エコネコル一宮工場」を開設した。亜臨界融合技術を活用した高充填樹脂複合材原料の製造装置を2基設けており、1時間当たり約340キログラムの製品を製造できる。複合樹脂に混ぜる充填物には、木くずなどのバイオマスに加えてリサイクル炭素繊維などの処理困難な物質も利用可能だという。
◇日量24.16tの処理能力
RPF施設を追加設置
- チューサイ -
サーマル・マテリアルのプラスチックリサイクルなどを手掛けるチューサイ(静岡県焼津市、渡辺和良社長)は焼津市内の同社アースプロテクション第1工場内にRPF製造施設を追加導入した。
◇事業系混廃から良質なプラ回収
東京工場で破砕機の入替を実施/処理能力約1.5倍に
- 東港金属 -
鉄スクラップ大手の東港金属(東京工場:東京・港、福田隆社長)は今夏、東京工場で破砕機の入れ替えを行った。廃プラスチックの処理能力は1日当たり59.6トンとなり、以前に比べて1.5倍ほどの処理が可能になった。事業系混合廃棄物など、金属分も含まれるがプラ成分の多い廃棄物を破砕する。良質な産業廃棄物固形燃料(RPF)の原料生産や焼却に回すものの減容を担う。
◇基本的考えを共同提言
地域型バイオマス推進で/全国7団体
バイオマス分散型エネルギーの推進をしている全国7団体が7月19日、「地域型バイオマスフォーラム」を開催、全国から230人以上が参加した。7団体共同による「地域型バイオマス推進に向けた基本的考え方」を提言、地域におけるバイオマスの推進を協働で推進することを確認した。
◇企業評価高める経営戦略を
講演会や工場見学
- 石坂産業 -
石坂産業(埼玉県三芳町、石坂典子社長)は7月5日、「石坂流 企業評価を高める経営戦略」としてリサイクル工場見学や講演会を交えたプログラムを開催し、多くの経営者をはじめ関係事業者や一般からの参加者が集った。講演では、同社の創業にはじまり、所沢ダイオキシン問題による風評被害からの逆転などについての流れを話し、企業価値を高めることの重要性について説明した。
◇“SDGsカードゲーム”セミナー
愛知で開催、幅広い業種が参加
- 加山興業 -
総合リサイクル・廃棄物処理や解体事業を展開する加山興業(愛知県豊川市、加山順一郎社長)は7月5日、同市の豊川商工会議所で「~SDGs~2030カードゲームセミナー」を開催した。2030年までのSDGs(持続可能な開発目標)の道のりや必要性をカードを使ったゲームで体験的に理解する催し。受講生からは「現実世界の問題やSDGsの本質を知ることができた」という声が挙がった。
◇遮熱シートを本格的に販売
貼るだけで熱中症対策に
- ゼロコン -
ゼロコン(兵庫県尼崎市、小林俊之社長)は、窓ガラス用の透明遮熱シート「ZEROCOATシート」の本格的な販売に乗り出す。高温になりやすい作業現場や事務所、重機の運転室内などの熱中症対策に効果を発揮する。
◇期待の新人、信頼のリーダー
輝く社員! 新時代の主役
かつてない人手不足時代だからこそ、一人一人が持てる力を発揮することが重要だ。それも一人一人をサポートする会社の積極的な姿勢があってこそといえる。本紙では3社に取材、9人の〈輝く社員〉を紹介する。皆、これからの時代の主役として周囲から期待される新人であり、信頼されるリーダーである。
◇事業領域・規模を拡大
処理・リサイクルに発電も/関東甲信越静岡で活躍する企業
近年はBtoCを強化/創業50年を超え事業拡大
- 仲田総業 -
昨年創業50周年を迎えた仲田総業(宇都宮市、仲田陽介社長)は、一般廃棄物収集運搬事業や産業廃棄物収集運搬・処理事業にとどまらず、建築物解体業、総合ビルメンテナンス業、機密文書・情報処理事業「SDM」と事業領域を拡大してきた。近年ではBtoB事業だけでなく・・・