この商品の説明
商品紹介
現場第一主義に徹し、医療現場で培われた知恵・ノウハウから、医療政策への提言まで、実践に役立つ内容を盛り込み、激動の医療界における病医院経営の羅針盤として、常に一歩先を行く情報提供を行う姿勢には定評がある、いま最も注目されている最新医療経営戦略マガジンです。
行政・患者動向を多角的に分析し、多数の先進事例・経営手法を紹介。病院経営者の視点・視野・視座のレベルが上がります。
目次
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最 新 内 容 2023年9月号 Vol.469(2023年8月10日 発行)
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◆巻頭特集◆
2024年度同時改定の最大焦点!
「慢性期医療」評価を展望する
超高齢時代を迎え、療養病床の機能として「治し、帰す」を強化することによって、慢性期医療のさらなる充実が求められています。「アウトカムが見えにくい」「改善すると点数が下がるため、インセンティブが働きにくい」など現行の医療区分の問題点を指摘する声は根強くあります。長年の懸案となっている、DPCデータを用いた新たな診療報酬体系をはじめとした評価方法を含め、2024年度診療報酬改定でも注目される慢性期医療評価の方向性を探ります。
●提言
急性期医療との連携強化
小山信彌
日本私立医科大学協会参与 / 東邦大学名誉教授
●現場からの視点(1)
「多様性」をどう評価するか
矢野 諭
医療法人社団大和会 多摩川病院 理事長
●現場からの視点(2)
在宅・介護施設の医療を補完
熊谷賴佳
医療法人社団京浜会 京浜病院 理事・院長
◆特集2◆
食材費や給食委託費の高騰、人材不足など山積する課題
転換期を乗り越える 病院給食の青写真
人件費や給食委託費の高騰、水道光熱費の値上がりに加え、昨今の食材費の上昇などで多くの病院で給食部門が赤字に陥っています。7月12日には四病院団体協議会から「入院中の食事療養に関する要望書」が提出されるなど、大きな転換期を迎えています。これを機に病院給食はどのように変わるのか、院内厨房の運営のあり方を考察します。
■病院トップの経営者魂
「すべては患者のために」
初代院長の教えを守り自治体病院の理想を追求
吉田象二
独立行政法人 総合病院国保旭中央病院 理事長
(千葉県旭市)
千葉県東部の中核病院として地域医療を支える一方、全国の研修医が門を叩く臨床研修としても知られる総合病院国保旭中央病院。同院の成長・発展とともに歩んできた吉田象二理事長は、開院70周年の背詰めを迎えた2023年を新たなスタートと位置づけ、さらなる飛躍をめざします。
■病院「伸化」論
予防医学の実践を使命に
近隣市町村を牽引する
社会医療法人元生会 森山病院
(北海道旭川市)
移転新築をきっかけに、次々と新たな試みにチャレンジし、躍進を続ける社会医療法人元生会森山病院。取り組みの主眼に置くのは、先代理事長から脈々と続く“予防医学”の周知と実践という確固たる信念です。
■Pick Up!
ホスピカ
病院経営シミュレーション
横浜市立大学附属病院
(横浜市金沢区)
横浜市立大学附属市民総合医療センター
(横浜市南区)
横浜市立大学は、病院経営の人材育成を目的に独自の「病院経営シミュレーション」を開発。ゲーム感覚で楽しみながら病院経営・運営の仕組みを地形的に学ぶツールとして、附属2病院の新採用職員向け研修プログラムに活用する予定です。
デジタルヘルス最前線
会計待ち時間を大幅短縮
スマホ1つで快適な受診
東京逓信病院
事務長の目
コロナ禍の後遺症から脱却
須田祐樹
戸田中央メディカルケアグループ 医療法人社団七仁会 田園調布中央病院
(東京都大田区)
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次 号 予 告 2023年10月号 VOL.470(9月10日発行)
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◆特集◆
まちの患者は誰が診る?
外来機能の分化と連携(仮題)
外来機能の明確化・連携を強化するため、都道府県ごとに決定される紹介受診重点医療機関。どの医療機関を紹介受診重点医療機関に位置づけるかは今夏、決まる見通しです。一方で「かかりつけ医」機能の議論も進んでおり、医療計画に具体的な役割などが盛り込まれる公算が高い。両者は密接にかかわることが確実ですが、こうした医療体制は地域医療をどう変えるのか。今後の行方を展望するとともに、課題を検証します。