月刊おりがみ
- 396号
- 雑誌
- 出版社:日本折紙協会
- 発売日: 2008年07月01日
- 発行間隔: 毎月1日
この商品の説明
商品紹介
幼稚園、保育園の壁紙飾りや教材として、また、四季折々の暮らしを飾り、ゆとりある豊かな気持ちを育み子どもから大人まで楽しめます。
目次
特集「夏季オリンピック」
2008年8月に開催される北京オリンピックは、東京、ソウルに続いてアジア開催3回目となるオリンピック夏季大会です。隣の国で行われるスポーツの祭典に、より熱のこもった応援になりそうです。今月号ではオリンピックにちなんで、多くの競技の中から少しを紹介しています。夏の一番熱い盛り、オリンピック観戦とともに、オリガミもお楽しみください。
掲載作品とコメント(☆はおりがみ級申請作品)
(1)世界一大きなヘルクレスオオカブト・アレンジ・小倉隆子
「近所の男の子に『これなーに?』と聞いたところ、『ヘルクレス』と即答。早速投稿してみました。伝承のおかごの途中から折っていくので、意外と簡単に折れる作品になりました。24cm角の紙で折ると、実物に近い大きさになります。」
ミニ知識・ヘルクレスオオカブト
ヘラクレスオオカブトともいい、中南米に分布する世界一大きな甲虫のひとつです。オスで体長15cmのものもいます。名前はギリシャ神話の英雄ヘルクレスに由来します。今月号の作品はオスで、メスにはツノはありません。
ミニ知識・ノコギリクワガタ
オスの体長3.5cm~7.5cm。ミヤマクワガタとともに日本を代表する大型のクワガタ。左右の2本のツノのような部分は大顎で、長い弓なりの大顎に付いた内歯のギザギザの様子から名前がつきました。見た目ほど大顎の力は強くないそうです。なお、メスは大顎が短いのが特徴です。
(2)ノコギリクワガタ・木村哲夫
「ノコギリクワガタは、頭を持ち上げた姿が印象に残っています。この折り紙は、顎を広げた頭がやや上向くように考えてみました。」
~おってあそぼう!!~
トビムシ・川手章子
「ムシのような形ができあがり、尾っぽのところをトントンと押すと跳び上がりながら前進し、勢いよくポンと押すとウルトラC級の回転をして着地をします。お子さんに折ってあげたいと思いました。
(3)アゲハ・青木良
「からだの部分の折り方が、すこし複雑になってしまいました。羽のつき方は、それらしくなっていると思います。」
ミニ知識・トランポリン
競技のルーツはスペインのペレレという藁で作った人形を毛布で跳ね上げる遊びとする説や、アラスカ・エスキモーのナルカトクという、セイウチの皮などで作ったシートでジャンプの高さと回転を競う競技からとする説が有力です。
跳躍器具のトランポリンは、1936年、アメリカのジョージ・ニッセンが空中ブランコの安全ネットをもとに考案しました。飛び込み台を意味するTrampolinというスペイン語からTrampolineと名付けました。
なお、今月号の作品の形は正方形ですが、本物の競技用トランポリンは長方形です。2000年のシドニー大会からオリンピックの正式種目になりました。2008年5月現在で世界ランキング1位の上山容弘選手の北京オリンピックでの活躍が期待されます。
ミニ知識・馬術競技
馬はオリンピックの競技では人間以外で唯一出場できる動物です。競技では馬の調整がとても重要となります。騎手の要求指示に対する馬の素直さと演技の正確性を競う馬場馬術、速く落下することなく障害を飛び越え競う障害飛越、馬と騎手の総合的な能力を競い合う総合馬術の3種目があります。
北京オリンピックでは、オリンピックの日本選手としては最高齢の法華津寛選手(67歳)が馬場馬術団体での出場権を獲得したことで注目を集めています。1964年開催の東京オリンピックに障害飛越個人で出場して以来2度目となるそうです。
(4)アクロバット、トランポリン・川手章子
「アクロバットは31、32のところがポイントです。空中を泳いでいるようでもあります。背中の部分に何か入れることもできます。このテーブルはちょっとトランポリン台のようです。トランポリンに乗って跳んだらどんな気持ちかな?・・・と想像して楽しんでみました。」
~帰ってきたおりがみアルファベットプラス~☆~(波またはチルダ)・納所克志
細長い紙をジ・・・