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雑誌ジャーナリズムはいま、総体として危機に瀕しているような気がする。総合誌と呼ばれる雑誌は、この間次々と廃刊の憂き目にあっている。映像メディアが影響力を増大させているのと反比例して、雑誌メディアはジャーナリズムのなかでレゾンデートルを失いつつあるように見える。画一的な情報洪水のなかで排除されてしまう異論や少数意見を積極的に取り上げてきたのが『創』である。例えば大手マスコミが連日押しかけ、テレビ局がヘリコプターを飛ばすなどして外側から何とか覗こうとしていたオウム真理教・麻原前教祖の三女の邸宅に初めて足を踏み入れたのは『創』だった。あるいは連続幼女殺害事件から8年間、あれだけ報道がなされながら、宮崎勤被告が初めて心境を語ったメディアが『創』だった。これらは決して偶

■特集　混迷！新聞社の徹底研究

●〈座談会〉新聞ジャーナリズムにいま何が問われているのか
　　原壽雄×桂敬一×橋場義之
●風圧にさらされる朝日新聞の「揺れ」　篠田博之
●読売ブランドを悩ます名義株と巨人　丸山昇
●反転攻勢、毎日新聞の不安と勝算　住吉俊彦
●「再結束元年」訴える日経新聞の前　伊藤隆紹
●産経新聞が示した「正論路線」の一徹　荒井香織

●大御所のリーダー鈴木雅之が面会にやって来た！　
　　　　　　　　　　　　田代まさし

●〈スーフリ事件当事者の獄中独占手記〉
　スーパーフリー事件　僕を襲った「黒幕」報道　岸本英之

●ＮＨＫへの政治支配ともうひとつの番組改変事件　横田一
●ＮＨＫ番組改変の真実を知る「あなた」へ　西野瑠美子
●〈対談〉検察のウラ金疑惑と公安の実態　三井環×鈴木邦男
●韓国芸能界を揺るがすＸファイル流出事件　七瀬恭一郎
●タレント文化人筆刀両断！　竹村健一　　佐高信
●寝屋川事件と「学者の見解」　香山リカ


■ＮＥＷＳ　ＥＹＥ
●マンガ「蜜室」ワイセツ裁判に、ちばてつやさんが証人出廷
●フジＴＶの番組めぐりネット上で吹き荒れるスーフリ残党狩り
●大盛況！「おかしいぞ！警察・検察・裁判所」シンポの中身

＜連載コラム＞
◆おい、ブッシュ・小泉いい加減にせんかい！　マッド・アマノ
◆言論の覚悟　ソンツェ(太陽)　　鈴木邦男
◆新世紀オタク清談　ミクシィ　　唐沢俊一×岡田斗司夫
◆裸という仕事　ナンパ防止条例　　チョコボール向井
◆大川前総裁の月刊『壊（こわす）』　下ネタ資本主義人民共和国　　大川豊
◆永田町議員秘書ウラ日記　国会図書館と自動車課　　ハリー土美