この商品の説明
商品紹介
ゴシック、エロス、頽廃、耽美、ドール、前衛などを切り口に、アートや文学・映画・ダンスなど、さまざまなジャンルを横断するテーママガジンです。コンビニ化・画一化が進む社会において、見逃され、見捨てられてしまっているものも数多く、ですがその中にも、価値あるもの、心揺り動かされるものも少なくありません。そしてそれらは、ときに、時代を変革する新しいイマジネーションを秘めているものです。そのような感性をすくい上げていく、異端芸術を愛でる者たちのための季刊誌です。
目次
■目、瞳は何を語る?●沙月樹京
■泥方陽菜〜虚空を見つめる諦念の目
■神宮字光〜意思があるかのように輝く瞳
■下田ひかり〜目からあふれる、臆して語らない者の願い
■赤木美奈〜南方熊楠に捧げた〝邪視〟の絵画
■三浦悦子の世界〈19〉[まなざし]
■四方山幻影話46●堀江ケニー/モデル:浜崎容子(アーバンギャルド)
■辛しみと優しみ43●人形・文=与偶
■うたかたの夢〜眼力理論と正四面体宇宙●友成純一
■「眼」の潜在意識能力〜邪視にまつわる民俗史●赤木美奈
■眼球考〜ルドンの絵から●志賀信夫
■窃視者の恍惚と不安〜『裏窓』『トゥルーマン・ショー』『LOOK』など、映画から考えた覗き見の功罪●浦野玲子
■「屋根裏の散歩者」の愉悦〜無人格の視座のもどかしさが生む快楽●待兼音二郎
■網膜の記憶〜犯罪捜査方法「法医学オプトグラフィー」と、そこから派生した物語の数々●浅尾典彦
■見世物の映画史〜見世物小屋の「まなざし」をめぐって●梟木
■いったい何を「いま見てはいけな」かったのだろう?〜ニコラス・ローグ監督『赤い影』●松本寛大
■モノ化する視界〜機械の眼と人間の眼のあいだ●馬場紀衣
■嘘か真か夢か現か知らねども〜「見えること」の恩恵と呪縛●阿澄森羅
■不可視の可視〜千里眼事件のお話●べんいせい
■目ン玉飛び出る! 奇天烈眼球譚●日原雄一
■穿たれた穴から太陽を覗け〜『ジャガーの眼』を通して唐十郎が寺山修司に捧げたもの●大岡淳
■「肉体植民地」から『盲人書簡』へ〜寺山修司への敬意と、唐十郎『ジャガーの眼』●岡和田晃
■〈少年の眼〉の逆襲〜ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」を読む●宮野由梨香
■窃視というタブーをめぐって●並木誠
■眼を潰せ! そして、眼を開け!〜〈現実〉をめぐる戦場としての網膜●石川雷太
■街角からはじまる不条理〜panpanyaが「見る」世界●高槻真樹
■二人称単数●本橋牛乳
■《コミック》 DARK ALICE 36. 伊由●eat
■〈写と真実9〉 肖像と語る●写真・文=タイナカジュンペイ
■一コマ漫画●岸田尚
■Review
◎乙一「暗黒童話」●安永桃瀬
◎安部公房「箱男」●梟木
◎「猫に裁かれる人たち」●日原雄一
◎「ブラック・スワン」●さえ ほか
■こやまけんいち絵本館43●こやまけんいち
■立体画家 はが いちようの世界31〜吉原遊郭角海老楼●はが いちよう
■M氏の暗黒日記III●最合のぼる
■TH RECOMMENDATION
◎オーストラリア・メルボルンの先住民アボリジニ博物館〜西洋文化と遭遇したとき、まだ石器時代だったアボリジニの世界観●ケロッピー前田
◎珠かな子写真展「蜜の魔法」〜女の子にかけられた幸せの魔法を、より強く
◎山村まゆ子個展「―鳥のかえる場所―」〜鳥が残した卵を、身体の中の空洞で抱き続ける
◎「陶王子 2万年の旅」〜「僕の父は炎。母は土」陶器の精霊が誘う陶磁器の歴史
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◎死体写真家・釣崎清隆による四半世紀前のAV作品が海外初リリース!●釣崎清隆
◎根橋洋一個展「乙女座染色体」〜少女の秘密の遊戯を盗み見る
◎南花奈個展「Closed Room」〜生き物の不可思議さを細密に描く
◎マンタム+NeQro二人展「死者の王」〜死体と向き合い続ける作家の2人展
◎ゆうきたま個展「化物を受け入れた私へ」〜自分との葛藤を写す
◎光宗薫個展「メロンタ・タウタ」他〜ポオの短編に触発された世界
◎ミホリトモヒサ個展〜自然物が見せる意外な表情
◎「猫せとら2021」〜愛らしい猫のアート展
◎陰翳逍遥41〜日夏耿之介、小津安二郎、市川街歩き、ダダカン一〇〇歳記念展●志賀信夫
■TH FLEA MARKET
◎カノウナ・メ〜可能な限り、・・・