この商品の説明
商品紹介
グラフィックメディアを中心に、国際的視点からリアルタイムなデザインムーブメントを紹介するインターナショナルデザインマガジン。1953年の創刊よりつねに世界各国のデザイン事情にアンテナを張り巡らし、時代の先端を切り拓くデザイナーとそのクリエイティブワークを毎号豊富なビィジュアルを通じてグラフィカルに紹介。掲載作品も、ポスターをはじめとするグラフィック全般から映像、そしてマルチメディアデザインまで幅広く網羅、多様化する視覚的価値観に対応しながら、デザインシーンのフロントラインをハイクオリティに伝える。
目次
特集:デザインとローカリティ
Graphics Interchange にみる関西・東北の実践
企画・構成:原田祐馬(UMA/design farm) × アイデア編集部
デザイン:原田祐馬,山副佳祐,岸木麻理子(UMA/design farm),仲村健太郎,中家寿之
編集協力:多田智美(MUESUM)
本特集では,昨年12月に山形市で開催された展覧会「Graphics Interchange」を軸に,グラフィックデザインにおける「ローカリティ」というキーワードについて考察を行う。
同展は,大阪に拠点を置く原田祐馬(UMA/design farm)と,山形に拠点を置く小板橋基希(akaoni)が発起人となり企画されたもので,第一弾の関西→東北展では関西の若手デザイナー6名と原田による2つの展示が行われた。
本誌では,前半部分で若手デザイナーの展示の誌面化を,後半部分ではUMA/design farmとakaoniの仕事を紹介。
各者が「ローカリティ」をどう翻訳するか,誌面を通じて省察を試みる。
Graphics Interchange vol. 01 関西→東北
赤井佑輔
1988年生まれ奈良県出身。2011年に京都造形芸術大学情報デザイン学科卒業。卒業後グラフィックデザイナーとしてgrafへ入社。2014年に独立し,paragramという屋号で大阪を拠点に活動。話を聞いて,寄り添うようなデザインを目指してがんばっている。
paragram.jp
仲村健太郎
1990年福井県生まれ。京都造形芸術大学情報デザイン学科にてタイポグラフィを専攻し,2013年に卒業。京都にてフリーランス。京阪神の美術施設や文化施設の広報物や,出版社の書籍からオルタナティブな出版活動まで幅広い射程のブックデザインに取り組む。書かれた言葉とタイポグラフィの関係を,話し言葉とパラ言語(話し手のイントネーションやリズム,ポーズ,声質といった言語外の周辺言語)の関係に置き換えて捉える。ブックデザインにおいては,内容(メッセージ)に対して,書体の選定や紙質,綴じ方,印刷の方法といった要素を,メッセージの周辺の(パラな)言語として組み立てている。内容そのものとは別のメッセージを持った多声的なブックデザインを試みている。2018年,オーラルコミュニケーションにおけるパラ言語についてリサーチした『Speaking with…』と福永信の掌編小説3篇を活版・写真植字・DTPの3つの方法で印字・印刷した『実在の娘達』を自主出版。
nakamurakentaro.com
like-a-book.stores.jp
芝野健太
1988年大阪生まれ,大阪在住。印刷会社・ライブアートブックスに所属。主に美術や建築にまつわる印刷物のグラフィックデザインから印刷設計,工程・品質管理までを行い,また印刷設計者の立場からデザイナーと協働して印刷物の制作を行っている。
www.kentashibano.com
綱島卓也
1995年神奈川県生まれ。2018年京都工芸繊維大学デザイン・建築学課程卒業。現在は京都工芸繊維大学大学院デザイン学専攻に在学しつつ,フリーランスとして活動。現在に至るまでの実践の対象は,デザイン学や建築学関連の印刷物が多くを占める。タイポグラフィに軸足を置きながら,エディトリアル/グラフィックデザインの可能性と表現を日々模索している。
takuyatsunashima.com
廣田碧
デザイン事務所でグラフィックデザイナーとして活動後,2015年から家業である看板屋「看太郎」の2代目を継ぐ。店舗やブランド,イベント,展示などのロゴ・VIのデザインを手がけながら,看板を主軸に,手描きのレタリングやドローイング,グラフィックといった平面のデザインを,さまざまな素材・媒体を用いて空間へ展開することを試み,デザイン→製作→施工までの工程を一貫して担う。看板が持つメディアとしての可能性を探求するための自主企画として『超看板』を2017年に開催,現在は衰退しつつある看板のペイント技術の普及も目指している。
kantaro-signs.tumblr.com
三重野龍
1988年兵庫県生まれ。2011年京都精華大学グラフィックデザインコース卒業。大学卒業後,京都にてフリーのグラフィックデザイナーとして活動開始。美術や舞台作品の広報物デザインを中心に,ロゴやグッズなど,文字を軸にしたグラフィック制作を実践。現在までなんとか生き延びている。
mieno-ryu.com
クロージングトーク 交換から見えてくるもの
司会:アイハラケンジ
登壇:赤井佑輔,・・・