この商品の説明
商品紹介
“時代の課題に挑戦する科学的社会主義の経済誌”です。歴史的な激動の時代を目の前にしていますが資本主義経済の発展の中で生み出されてきた矛盾をどう解決するのでしょうか。不況・デフレ、失業や貧困、南北格差の問題という古くて新しい問題。地球環境問題やIT化、人間の存在にも関わる生命科学などの新たな解明の求められる問題、等など。今日の時代が提起する諸課題を、科学的社会主義の立場から分析、解明する意欲を持った雑誌です。同時に時代の課題を探求するには、それにふさわしく理論を発展させることが求められます。『資本論』などの古典研究とともに現代における科学的社会主義の創造的な発展にも果敢にも挑んでいます。あわせて、市場原理主義などの現代の支配的な思想・理論の批判と克服も大事なテ
目次
〈特集〉コロナ感染とたたかう ――ケアに手厚い社会を
★医療・保健の体制はいかに減らされてきたか。感染対策・福祉の現場からの発信
コロナ1年、保健・医療政策の課題と転換 …横山壽一
〔地域の現場から〕
◎都立・公社病院の独法化中止のたたかい…白石民男
◎世田谷区のPCR・社会的検査での区政の動向…中村重美
◆保健所・検査実施の体制は…世田谷区職労に聞く
◎大阪の保健師・職員を増やして!…小松康則
◎「子育て緊急事態アクション」 SNSで政府動かす
――使えない助成金、「個人申請」実現
【介 護】 コロナ禍で浮き彫りになった現実と課題 …林 泰則
【社会福祉事業】 福祉・保育の現状と労働条件の改善 …澤村 直
【ワクチン接種】でみえる日本の課題 …杉山正隆
------------------------------------------
【論文】
◇ポスト・コロナ型ニューディール構想の対抗関係 …二宮厚美
★環境・気候、エッセンシャル・ワーク、デジタル――三つの「ニューデール(新規まき直し)」で転換
◇アグリビジネスと食料主権 …福田泰雄
------------------------------------------
<特集> 日本の学術・高等教育を考える
★財界戦略を受けた学術研究政策のもと、国立・私立大学、高等教育機関は重大な岐路に
◇日本の学術と大学教育に希望ある未来を
山本健慈さん(元和歌山大学学長)に聞く
◇コロナ危機下の私学教育の惨状
――教育の崩壊の危機とその原因、改革の展望 …佐久間英俊
◇学術研究体制の途上性を克服し学術の再生を …兵藤友博
◇国立大学法人の「戦略的経営」は何をもたらすか …光本 滋
----------------------------------------
●世界と日本
バイデン政権と労働運動…田中 均
アフリカ東部のバッタ被害…佐々木 優
生保裁判・大阪地裁の勝利…大口耕吉郎
●書評
支え合う社会研究会編『資本主義を改革する経済政策』…小林正人
岩崎俊夫著『社会統計学の成果と展開』…福島利夫
●随想 『婦人と文学』にみる〈抵抗の風景〉…北田幸恵(元城西国際大学教授)
〔今月の表紙写真〕 新緑の読書(清瀬市)…有原誠治(映像作家)